
ポータブル電源のパススルー充電機能って、車中泊の時でも活躍できるの?

もちろんだよ!実はいつもボクたちはパススルー充電を活用しながら車中泊を楽しんでるんだよ!

えっ!?知らなかった!

それじゃあ、今日はポータブル電源のパススルー充電を車中泊でどう使うか説明していくね!
アウトドアや災害時など、電源確保が難しい状況で活躍するポータブル電源。
でも、いざ使いたい時に充電が足りなかったり、充電中に他のデバイスが使えなかったりすると、不便を感じてしまうことも。そこで注目したいのが、「パススルー充電」という機能です。
パススルー充電とは、ポータブル電源を充電しながら同時に他のデバイスへ給電できる機能のこと。
この機能があれば、充電切れの心配をせずに、複数のデバイスを同時に使用できます。
たとえばキャンプ場や車中泊中でもポータブル電源をソーラーパネルで充電しながら、スマホの充電や電気毛布の使用が可能になります。
「でも、パススルー充電って、バッテリーに負担がかかって劣化しやすいんじゃないの…?」
そんな疑問をお持ちの方もいるかもしれません。
たしかに、パススルー充電はバッテリーに負荷をかけるため、使い方によっては劣化を早める可能性があります。
この記事では、パススルー充電の仕組みやメリット・デメリット、選び方から注意点、活用シーンまで、詳しく解説していきます。
ポータブル電源のパススルー充電機能とは
パススルー充電とは、ポータブル電源自体を充電しながら、同時に他の機器(スマホ、パソコン、家電など)に電気を供給できる機能のことです。
たとえば、スマホの充電が切れそうになった時、ポータブル電源につないで充電するとします。
通常のポータブル電源だと、ポータブル電源自体を充電している間は、スマホに電気を送ることができません。
しかし、パススルー充電に対応しているポータブル電源であれば、ポータブル電源をコンセントにつないで充電しながら、同時にスマホも充電できるのです。
パススルー充電と通常充電との違い
ポータブル電源のパススルー充電は、本体を充電しながら同時にスマホ等の機器へ給電できる機能で、充電待ち時間の短縮、外出先でのバッテリー切れ不安解消、停電時の電力確保に役立ちます。
最近ではバッテリー負荷軽減設計の製品も多いですが、常時使用はバッテリーに負担をかける可能性もあるため、状況に応じて使い分けましょう。
パススルー充電と通常充電の違い
パススルー充電と通常充電には、いくつかの違いがあります。違いは以下のとおり。
項目 | パススルー充電 | 通常充電 |
---|---|---|
仕組み | ポータブル電源本体を充電しながら、 他のデバイスにも給電できる | ポータブル電源本体のみを充電する |
メリット | 時間の節約、緊急時への対応、利便性の向上 | バッテリーへの負荷が少ない |
デメリット | バッテリーの劣化リスク、 デバイスの選択肢が限られる | 充電中は他のデバイスに給電できない |
活用シーン | 停電時、アウトドア、 複数のデバイスを同時充電したい場合 | バッテリーを長持ちさせたい場合、 ポータブル電源本体のみを充電したい場合 |
通常充電では、ポータブル電源のバッテリーを満充電にしてからデバイスを接続し、使用します。
これに対してパススルー充電では、ポータブル電源が充電されながら、接続したデバイスにも電力を供給します。
通常充電は、充電と使用を切り替えて行うため、ポータブル電源のバッテリーが一定以上消耗してから再度充電するサイクルとなり、バッテリーの保護がされやすいです。
パススルー充電は、バッテリーを使わずに給電を行い続けるため、効率的ですが、長時間使い続けるとバッテリーの劣化を招く可能性があります。
車中泊でパススルー充電を利用する際の5つの注意点
ポータブル電源のパススルー充電機能は、コンセントに繋ぎながら他の機器へも給電できる便利な機能ですが、注意すべき点もいくつかあります。
パススルー充電を利用するときの注意点は以下の5つ。
- 対応機能かどうか確認する
- 電源供給が安定しているか確認する
- 使用時の発熱に注意する
- 接続する機器の消費電力を確認する
- 長時間のパススルー充電は避ける
シガーソケットやソーラーパネルで充電できるか確認する
車中泊でポータブル電源を使いたい場合、シガーソケットとソーラーパネルから充電できる製品を選んでください。
シガーソケットから充電できると、走行中にポータブル電源を充電でき、充電しながら小型の炊飯器でご飯を炊いたり、電気ケトルでお湯を沸かしてコーヒーやお茶を楽しむことができます。
ソーラーパネルからも充電できると、日中クルマを停めていても充電しながら家電製品を使えるので、予定よりも長くポータブル電源を使えます。
switchも充電できるからゲームが途中で切れちゃう心配もないよ!
電源供給が安定しているか確認する
充電中は電源が安定して供給されるかが重要です。
不安定な電力は、接続している機器やポータブル電源本体の寿命を縮める可能性があります。
とくに、高価な精密機器を接続する場合は信頼性の高い製品を選びましょう。
使用時の発熱に注意する
パススルー充電中は、ポータブル電源本体が発熱しやすく、高出力の機器を接続している場合や、まわりの温度が高い場合は、過熱のリスクが高まります。
通気性が悪い場所で使用すると、過熱により性能低下や安全リスクが生じることがあります。
日光が直接当たる場所を避け、平らで風通しの良い場所で使用しましょう。
接続する機器の消費電力を確認する
ポータブル電源には供給できる最大電力が決まっています。接
続する機器の消費電力が上限を超えると、安全機能が働き、電力供給が止まることがあります。
機器の電力消費を事前に確認し、容量に余裕を持たせましょう。
ポータブル電源の容量計算については「【簡単】もう悩まない! ポータブル電源で使える家電製品の計算方法」で詳しく解説しているので参考にどうぞ。
長時間のパススルー充電は避ける
パススルー充電を長時間続けると、バッテリーの寿命を縮める場合があります。
充電が完了しても常に電源に接続している状態はバッテリーに負担をかけるので、必要な時だけ使うように心がけましょう。

ポータブル電源を安全に使うためにも信頼あるメーカーで購入することも大切だね!
パススルー充電の5つメリット
ポータブル電源のパススルー充電機能は、コンセントに接続しながら他の機器へ給電できる便利な機能です。
パススルー充電機能のメリットは以下の5つ。
- 長時間使用したい家電製品に最適
- 複数の機器を同時に充電したい時に
- 非常時の備えとして
- 電源タップの代わりとして
- バッテリーの長寿命化
長時間使用したい家電製品に最適
扇風機や電気毛布など、長時間使用したい家電製品をポータブル電源に接続して使う場合、パススルー充電機能があればバッテリー残量を気にせず使用できます。
たとえば、キャンプ場で扇風機を使いたい時や、車中泊で電気毛布を長時間使いたい時に便利です。
消費電力の大きい家電製品の場合は、バッテリー駆動だけではすぐに充電が切れてしまう可能性がありますが、ソーラーパネルで充電しながらパススルー充電を利用すれば、長時間使用できます。
車で移動中でもシガーソケットから充電しながら、タブレットやスマホ、ノートパソコンに給電できるのも助かります。
複数の機器を同時に充電したい時に
スマートフォンやタブレット、ノートパソコンなど、複数の機器を同時に充電したい場合にも、パススルー充電機能が役立ちます。旅行先でカメラやモバイルバッテリーを充電しながら、スマートフォンやタブレットも同時に充電できます。
コンセントが限られている場所や、充電時間が限られている場合に効率的な充電が可能です。また、複数のACアダプターを持ち運ぶ必要もなくなり、荷物を減らすことができます。
非常時の備えとして
停電時など、非常時の電源確保としてもパススルー充電機能は有効です。ポータブル電源をコンセントに繋ぎながら、照明や情報収集用の機器を接続しておけば、停電時でも安心して過ごせます。
とくに、長時間停電が続くような状況では、ポータブル電源のバッテリーだけでは電力が足りなくなる可能性がありますが、パススルー充電機能があれば、コンセントが復旧した際にすぐに充電を開始し、より長時間の電力供給が可能です。
電源タップの代わりとして
ポータブル電源を電源タップの代わりとして使用できるのも、パススルー充電機能のメリットです。コンセントが一口しかない場所でも、ポータブル電源に複数の機器を接続することで、同時に充電や給電が可能です。
キャンプ場やイベント会場など、コンセントが少ない場所で複数の機器を使用したい場合に便利です。また、家庭内でも、コンセントが足りない場合に一時的に使用するのもおすすめです。
バッテリーの長寿命化
パススルー充電は、バッテリーに負荷がかかるというデメリットもありますが、適切な使い方をすればバッテリーの寿命を長く保つことができます。
たとえば、ポータブル電源を常にコンセントに接続しておき、必要な時にだけパススルー充電を使用することで、バッテリーの劣化を抑えることができます。
とはいえ、バッテリー残量が少ない状態でパススルー充電を行うと、バッテリーに負担がかかりやすいため、ある程度充電してから使用しましょう。
パススルー充電対応ポータブル電源は車中泊でこんなときに大活躍!
パススルー充電対応のポータブル電源は、車中泊のときでもたくさんのシーンで大活躍!
ここでは、車中泊しながら子供と遊んだり、仕事をしたり、調理をする場面での活用の仕方を紹介します。
また、それぞれのシーンでよくあるユーザーの悩みを解決する方法も紹介します。
家族でゲームやNETFLIXを楽しむ
キャンプや車中泊で息子とゲームや映画をしているとき、パススルー機能で充電しながらだと途中でバッテリーが切れる心配もありません。
我が家ではソーラーパネルでポータブル電源を充電しながら、15インチのモバイルモニターとニンテンドーswitchを接続して、息子とマイクラしたりフォートナイトで盛り上がります。妻はNETFLIXで韓国ドラマを楽しんでますよ。
ゲームや映画が途中でバッテリー切れで見れなくなってしまうと興ざめしますもんね。
家でゲームするよりも外でするほうが楽しく感じる!

私も海が見える場所でチューハイ飲みながら韓国ドラマを見るのにハマっちゃった♪
パソコンワークをしたりオンライン会議もできる
車中泊しながらパソコンでデスクワークしたりオンライン会議に参加する人が増えています。
バッテリー切れで大事な会議が途切れてしまう不安をなくしてくれるのがパススルー充電機能です。
ボクも車中泊でパソコンを使う場合、モバイルWi-Fiや、スマホのテザリング機能を使うのですが、気が付けばあっという間にバッテリーが10%を切ることがあります。スマホのテザリングはとくにバッテリー消耗が激しいですよね。
でも、ソーラーパネルでポータブル電源のパススルー充電しながら使うことで激しいバッテリー消耗は解消されました。
車内での調理が簡単!
料理ができる家電製品って、消費電力が大きいものが多いですよね。
小型のポータブル電源だと、小型炊飯器や電気ケトルを1回使っただけでバッテリー容量を半分以上持っていかれる場合もあります。
車のシガーソケットからも可能なパススルー充電機能があると、車で走行中にご飯が炊けたり、お湯をわかしておいて、到着したらカップラーメンをすぐに食べることができます。しかも充電しながら給電しているので、予定よりも消費電力は抑えられます。
停車中はソーラーパネルから充電しながら調理家電製品を使えば消費電力は抑えられるので、予定よりも長く電気の恩恵を受けることができます。

シガーソケット充電とソーラーパネル充電ができるポータブル電源を選ぼう!
パススルー対応ポータブル電源の選び方と注意点
ポータブル電源の選び方は、使用する用途やデバイスに応じて重要なポイントが変わります。
パススルー充電対応の機種は、便利な機能を最大限に活かすために、容量や信頼性、価格などの要素を慎重に考慮する必要があります。
ここでは、選び方や注意点について詳しく解説し、ユーザーの悩みを解決します。
- 用途に応じた容量と出力を選ぶ
- 各メーカーの評価と人気機種の比較する
- 信頼性と安全性のチェック
- 充電状態の管理と劣化防止のポイントを知る
- 価格と予算を確認
用途に応じた容量と出力を選ぶ
パススルー充電対応ポータブル電源を選ぶ際、まず重要になるのが容量と出力です。用途に応じた適切な容量と出力を選ばないと、電力が不足してしまう場合や、逆に過剰なスペックで予算を無駄にしてしまうことがあります。
キャンプや車中泊
照明、スマートフォン、小型冷蔵庫などを使用する場合は、500Wh〜1000Wh程度の容量が目安となります。
災害時の備え
停電時に最低限の家電製品を使用したい場合は、1000Wh以上の容量がおすすめです。
ノマドワークや長時間作業
ノートパソコンや周辺機器を使用する場合は、300Wh〜500Wh程度の容量で十分ですが、消費電力の高い機器を使用する場合は、より大容量の製品を選びましょう。
エアコンや冷蔵庫などの電源確保
消費電力の高い家電製品を使用する場合は、1500Wh以上の容量が必要になります。
製品によっては、定格出力を超える機器を使用できない場合があるため、注意が必要です。
必要な容量の計算方法
使用する家電製品の消費電力(W)を調べ、使用時間を掛け算することで、必要な容量(Wh)を計算できます。
たとえば、消費電力100Wのデバイスを5時間使用する場合、500Whの容量が必要です。
100(W)×5(時間)=500(Wh)
ポータブル電源で使用できる家電製品の容量計算については「【簡単】もう悩まない! ポータブル電源で使える家電製品の計算方法」でさらに詳しく解説しています。
各メーカーの評価と人気機種の比較する
ポータブル電源の市場には多くのメーカーがあり、それぞれ特徴的なモデルを提供しています。以下は、パススルー充電対応のポータブル電源で評価が高い主要なメーカーと人気機種の比較です。
評価の基準は、安全性の高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用しており、古いポータブル電源の無料回収をしているメーカーです。
とくにJackeryは、創立13年の実績をほこり、1日におよそ1,053台(累計500万台)のポータブル電源を世界中で販売しています。
はじめてポータブル電源を購入する場合、Jackeryでポータブル電源を選べば後悔することはありません。
車中泊で使いたいポータブル電源の購入に悩んでいるなら「車中泊におすすめのポータブル電源22選を徹底比較」で上記のメーカーのポータブル電源を詳しくていねいに比較検証しているので参考にしてくださいね。
信頼性と安全性のチェック
ポータブル電源は、電気を扱う製品であるため、信頼性と安全性が非常に重要。
以下のポイントをチェックして、安心して使用できる製品を選びましょう。
- BMS(バッテリーマネジメントシステム)の搭載
- PSEマークの確認
- 防水・防塵性能
- メーカー保証
ポータブル電源を選ぶ際は、過充電や過放電を防ぐBMS(バッテリーマネジメントシステム)搭載モデルを選びましょう。
日本国内で使用する場合は、安全性を保証するPSEマーク(電気製品が安全性を満たしていることを示すマーク)の有無も確認が必要です。アウトドア用途なら、防水・防塵性能があるかをチェックしましょう。
また、保証期間やサポート体制、日本語対応のカスタマーサービスがあると安心です。
充電状態の管理と劣化防止のポイントを知る
パススルー充電を頻繁に使用すると、バッテリーが劣化しやすいという心配があります。
ポータブル電源のバッテリーを長持ちさせるために、以下の管理方法を取り入れることをおすすめします。
- 定期的な充放・放電サイクル
- 過充電・過放電を避ける
- 温度管理
- 純正品の充電器を使用
リチウムイオンバッテリーは、適度に充放電を繰り返すことで寿命を延ばせます。定期的に使い切ってから充電しましょう。パススルー充電を長時間使用すると過充電になる可能性があるため、不要時はデバイスを外すなど管理が必要です。
ポータブル電源のバッテリーは高温や低温に弱いため適切な温度で保管・使用しましょう。また、純正品以外の充電器を使うとバッテリーにダメージを与える恐れがあるため、必ず純正品を使用することが重要です。
価格と予算を確認
ポータブル電源は、容量や機能によって価格が大きく異なります。自身の予算に合わせて、必要な機能を備えた製品を選びましょう。
一般的に、容量が大きいほど価格も高くなります。必要な容量を明確にし、予算内で最適な製品を選びましょう。
パススルー充電、急速充電、ソーラーパネル接続など、追加機能が多い製品は、価格が高くなります。必要な機能を厳選し、予算内でバランスの良い製品を。
バッテリーの寿命や交換費用も調べておけば、長期的なコストパフォーマンスも把握できます。

最近では10年以上使えるポータブル電源が増えてきたからコスパは良くなってきているよ!
【知ってトクする】パススルー機能とUPS機能(無停電電源装置)の違い
パススルー充電とUPS機能(無停電電源装置)は、どちらもポータブル電源の重要な機能ですが、その仕組みや用途は異なります。
パススルー充電
充電しながら給電できる機能。停電時にも充電を継続しながら家電製品を使用できますが、停電発生から給電開始までにわずかなタイムラグが生じることがあります。
UPS機能(無停電電源装置)
停電が発生した瞬間に、バッテリーからの給電に切り替わる機能。給電のタイムラグがなく、精密機器など、電源が途切れると困る機器の保護に役立ちます。
ポータブル電源のUPS機能の仕組み
ポータブル電源のUPS機能とは、Uninterruptible Power Supply(無停電電源装置)の略で、停電時でも接続している機器への電力供給を途切れさせないための機能です。
ポータブル電源は通常、コンセントから電力を供給し、内蔵バッテリーを充電しています。UPS機能がONになっている場合、接続機器へはバッテリーからの電力が供給されます。
停電が発生した場合、コンセントからの電力供給が途絶えますが、ポータブル電源は瞬時にバッテリーからの電力供給に切り替えます。これにより、接続機器は停電の影響を受けることなく、継続して使用することができます。
UPS機能のメリット
UPS機能のメリットは以下のとおり。
- 停電しても機器が止まらない
- データ損失や作業の中断を防ぐ
- 家庭・オフィスの機器を保護
パソコンなど停電によってデータが失われる可能性がある機器を使用する場合、UPS機能は非常に重要です。停電時の急な電源断は接続機器にダメージを与える可能性がありますが、UPS機能はこれを防ぎ、停電時でも作業を継続する必要がある場合に役立ちます。
UPS機能のデメリット
UPS機能は停電時に便利な機能ですが、デメリットもあります。
瞬時切り替えの仕組みや精密な制御技術が搭載されているUPS機能付きのポータブル電源の価格は通常のモデルより高くなる傾向があります。
また、バッテリーは常に待機状態となるため、消耗が早まる可能性があります。頻繁な使用や長時間利用はバッテリー寿命を短くする恐れがあります。
さらに、UPS機能搭載により本体が大型化・重量化する場合があります。持ち運びや収納を重視する場合は注意が必要。
切り替え時間も完全に「瞬時」ではなく、わずかなタイムラグがあります。古いパソコンや精密機器では電源が落ちる可能性もあるため、相性確認が必要です。
UPS機能を最大限に活かすには、適切な設定と管理が求められます。どの機器を優先的に給電するか、過充電・過放電対策など、初心者には複雑に感じるかもしれません。

UPS機能付きのポータブル電源は便利な反面、コストや管理面での負担が大きいから、用途や予算をしっかり考えて選ぼう!
UPS機能付きのポータブル電源を選ぶときのチェックポイント
UPS機能付きのポータブル電源を選ぶ際は以下のポイントをチェックしましょう。
- 切り替え時間
- 出力波形
- バッテリー容量
- PSEマークの有無
切り替え時間は10ms以下が理想です。切り替えが遅いとパソコンなどが一瞬でも電源オフになってしまうため、できるだけ速いモデルを選びましょう。
また、出力波形は「正弦波タイプ」がおすすめです。精密機器(パソコンや医療機器など)を使用する場合、安定した電力供給が必要です。
さらに、バッテリー容量は使用機器に合ったものを選びましょう。UPS機能は停電時の一時的なバックアップが目的なので、必要な時間を考慮して決めると安心です。
最後に、PSEマークの有無を確認してください。日本国内で安全に使うためには、電気用品安全法に適合した製品を選ぶことが大切です。
パススルー充電に対応しUPS機能も搭載しているポータブル電源のおすすめ機種
パススルー充電に対応し、UPS機能も備えているポータブル電源を、実績があり安心安全性を確保し、信頼できるメーカーから紹介します。
Jackery 1000 New|1070Wh|1500W
製品名 | 詳細 |
---|---|
価格 | 139,800円 |
送料 | 無料 |
保証期間 | 公式サイトからの購入で5年 |
UPS機能 | <20ms |
重量 | 10.8㎏ |
サイズ | 32.7㎝×22.4㎝×24.7㎝ |
バッテリータイプ | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充放電サイクル | 4,000回 |
バッテリー容量 | 1070Wh |
定格出力/最大出力 | 1500W/3000W |
AC出力ポート数 | 3 |
USB-A出力数 | 最大18W×1 |
USB-C出力数 | 最大30W×1 最大100W×1 |
シガーソケット出力機能 | 1 |
モノ批評誌『MONOQLO』の2025年1月号で、ベスト・オブ・ザ・イヤー2024年ポータブル電源部門の「MVP1位」に選ばれた「Jackery 1000 New」。
ポータブル電源の正解と言っても過言ではない「Jackery 1000 New」は、出力、容量、バッテリー寿命など非常にバランス感が優秀なので、はじめてのポータブル電源に選んでも「失敗した~」と後悔することはありません。
Jackery 1000 Newはソーラーパネル充電にも対応しており、セットで購入するだけで16,500円安く購入できます。
ポータブル電源のパススルー充電についてよくある質問
パススルー充電はバッテリーを劣化させる?
はい、パススルー充電はバッテリーを劣化させる可能性があります。
パススルー充電は、ポータブル電源のバッテリーに負荷をかけるため、長期間の使用や高負荷での使用はバッテリーの劣化を早める可能性があります。
だからといってパススルー充電を全く使ってはいけないわけではありません。パススルー充電は、停電時やアウトドアなど、電源を確保するのが難しい状況で非常に役立つ機能です。
パススルー充電に対応しているポータブル電源はどうやって見分けるの?
ポータブル電源の仕様書や製品ページに、「パススルー充電対応」または「パススルー機能搭載」といった記載があるか確認しましょう。
記載がない場合は、メーカーに直接問い合わせるか、レビューサイトやSNSなどで情報収集するのも有効です。
パススルー充電中は、ポータブル電源本体の充電速度は遅くなる?
はい、一般的にパススルー充電中は、ポータブル電源本体の充電速度が遅くなります。
これは、入力された電力が、ポータブル電源本体の充電と、接続されているデバイスへの給電に分配されるためです。
接続するデバイスの消費電力が高いほど、充電速度は遅くなります。
パススルー充電で、どんな家電製品が使えるの?
基本的には、ポータブル電源の定格出力以内の家電製品であれば使用可能です。
ただし、起動時に大きな電力を必要とする家電製品(冷蔵庫、エアコン、電子レンジなど)は、使用できない場合があります。
使用する家電製品の消費電力を確認し、ポータブル電源の出力容量を超えないように注意しましょう。
パススルー充電中に停電が起こったらどうなるの?
パススルー充電中に停電が起こった場合、ポータブル電源は自動的にバッテリーからの給電に切り替わり、接続されているデバイスへの電力供給を継続します。
そのため、停電時でも、デバイスの使用を中断することなく、安心して作業を続けられます。
パススルー充電とUPS機能は同じもの?
いいえ、パススルー充電とUPS機能は異なります。
パススルー充電はポータブル電源本体を充電しながら、同時に他のデバイスへ給電できる機能です。
UPS機能は停電が発生した瞬間に、バッテリーからの給電に切り替わる機能です。
パススルー充電は、主に利便性向上のための機能であり、UPS機能は、停電時の精密機器の保護を目的とした機能です。
まとめ:パススルー充電機能なしのポータブル電源は選ばない
ポータブル電源のパススルー充電とは、充電しながら同時に他のデバイスへ給電できる便利な機能です。
ポータブル電源の中には充電中に給電できない製品もあるので必ず確認しましょう。
パススルー充電対応機種なら、充電中でもスマホやノートPCを充電したり、家電製品を使用したりすることが可能です。
パススルー充電のメリットは以下の5つ。
- 家電製品を長時間使用できる
- 複数の効きを同時に充電できる
- 非常時の備えになる
- 電源タップの代わりになる
- バッテリーの寿命が長くなる
車中泊でパススルー充電を使用する場合、シガーソケット充電かソーラーパネル充電を利用しましょう。
車中泊で使用する場合の注意点は以下の5つ。
- シガーソケットやソーラーパネルで充電できるか
- 電源供給が安定しているか
- 使用時の発熱
- 接続する機器の消費電力
- 長時間のパススルー充電は避ける
パススルー充電に加えて、UPS機能(無停電電源装置)も備わっているポータブル電源だと、停電時も電力給電が途切れることがないのでパソコンなどの急な停電に困る家電製品をつなげておけば安心です。
パススルー機能とUPS機能を備えているポータブル電源のおすすめ製品は「Jackery 1000 New」。
シガーソケット充電とソーラーパネル充電を使い分け、パススルー充電機能を活用することで車中泊中に使える家電製品の使用時間が長くなります。
車中泊で使用するポータブル電源を探している人は「パススルー充電機能」「シガーソケット充電機能」「ソーラーパネル充電機能」を装備しているかどうかを必ずチェックしてくださいね!
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