「プロボックスって後悔しない?」
「商用車を自家用にして、本当に大丈夫なの?」
「買ってから気づいた…なんてことにならないか不安」
プロボックスの購入を検討したとき、まずはこんな不安を感じているはずです。
ボクは初期型プロボックスに乗り続けているプロボオーナー。
購入前にリサーチしてわかったことと、実際に乗って感じたことを正直にお伝えします。
プロボパパはこんな人

結論を先に言います。後悔する人としない人の差は、「商用車であること」を最初から理解しているかどうか、ただそれだけです。
この記事を読めばわかること
- 後悔しやすいポイントと対処法
- 自分がプロボックス向きかどうかの判断基準
- 購入前に確認すべき5つのチェックリスト

購入前にこの記事を読んでおくだけで、後悔の9割は防げるよ!
後悔ポイント① 後部座席の乗り心地が思ったより悪い

荷室を優先した設計のため、後部座席の快適性は二の次です。
問題になりやすいのはグレード選び。 F以外のグレード(GX・GL・G)は、後部座席がビニール地(塩ビ素材) で、座面も薄くクッション性が低くなっています。夏は蒸れやすく、長距離だと同乗者から不満が出やすいです。
F以外のグレードのヘッドレストはシートバックと一体になった固定式で、高さ調整ができません。Fグレードだけが、独立した上下調整式のヘッドレストを標準装備しています。
対処法
グレードはFを選ぶ。これだけで解決します。
Fグレードはファブリックシートにウレタンたっぷりでふかふか。調整式ヘッドレストも標準装備です。家族を乗せる可能性があるなら、迷わずFグレード一択です。
後悔ポイント② 静粛性が乗用車より低い

商用車なので防音材の量が乗用車より少なく、ロードノイズやエンジン音が入りやすいです。
現行モデルはかつての"カツカツ"した乗り心地が改善されており、日常使いで疲れるほどうるさいわけではありません。
「高級セダンより静か?」→ No
「普通に使って不満が出るレベル?」→ 人による
という感じです。
対処法
気になるならデッドニング(防音材の追加) が定番の対策です。
| 施工範囲 | 費用の目安(業者依頼) |
|---|---|
| ドアのみなど部分施工 | 3〜10万円程度 |
| フロア・天井など広範囲 | 10〜20万円以上 |
DIYでドア周りだけ施工するオーナーも多く、費用を抑えながら効果を得られます。
後悔ポイント③ 毎年車検の手間とコストがかかる

プロボックスは4ナンバー(小型貨物車)のため、乗用車より車検の頻度が高くなります。
| 車種 | 初回車検 | 2回目以降 |
|---|---|---|
| 一般乗用車(3・5ナンバー) | 新車登録から3年後 | 2年ごと |
| プロボックス(4ナンバー) | 新車登録から2年後 | 毎年 |
毎年の車検を「面倒」と感じる声は多いです。
でも、自動車税の安さがカバーしてくれる
| 車種 | 自動車税(年額) |
|---|---|
| プロボックス(1,500cc・4ナンバー) | 14,300円 |
| 1,500cc以下の乗用車(2019年以降新規登録) | 30,500円 |
| 1,500cc以下の乗用車(旧登録車) | 34,500円 |
年間で約16,000〜20,000円の差があります。 10年乗り続ければ、合計で約16〜20万円の節税効果です。
対処法
ユーザー車検(自分で検査場に持ち込む)を活用すれば、法定費用のみで受けられます。
目安は2万円台前半(自賠責保険料・重量税・印紙代の合計)。整備状態が良好なら初心者でも十分対応できます。
後悔ポイント④ 加速性能が弱い

プロボックスは速くありません。これは明確な事実です。
「同じ排気量のアクアにすらモーターブーストで加速力は負けます。ネットのネタを信じて買うと後悔しますよ」(みんカラより)
高速の合流や追い越しで「もう少しパワーが欲しい」と感じる場面はあります。
対処法
ハイブリッドモデルを選ぶと、発進時のモーターアシストで街乗りでの加速感が向上します。GX・GL・Fグレードで選択可能です。
プロボックスの魅力は「速さ」ではなく「長距離を安定して走る耐久性」。最初から速い車として期待しなければ、この点は後悔になりません。
後悔ポイント⑤ 見た目が商用車そのままで気になる

ノーマル状態のプロボックスは、どこからどう見ても営業車です。家族や友人に「なんで商用車に乗ってるの?」と言われるケースもあります。
対処法
カスタムで解決できます。
- グリル交換
- ホイール交換
- カラー変更(全塗装・ラッピング)
この3点だけで、同じ車とは思えない仕上がりになります。
「プロボックスカスタムがきっかけでアウトドアにハマった」という声もあるほど、カスタムの自由度が高いのもこの車の魅力です。
プロボックスに向いている人・向いていない人

ここまで後悔ポイントをお伝えしました。まとめると、プロボックスが向いている人と向いていない人はこう分かれます。
向いている人
- ソロまたは2人での使用がメイン
- アウトドア・車中泊・キャンプを楽しみたい
- 維持費を抑えてカスタムにお金をかけたい
- 荷物をたくさん積みたい
- 長く乗り続けたい(耐久性重視)
向いていない人
- 家族全員で長距離ドライブをよくする
- 後部座席の快適さを重視する
- 車の見た目にこだわりがある(カスタムしない前提の場合)
- 静粛性の高い車内を求める
プロボックスで後悔するかどうかは車の良し悪しより、使い方との相性で決まりやすいです。
後悔しないための購入チェックリスト
買う前に以下の5つを確認してください。
グレードはFを選んでいるか
自家用・プライベート利用なら必ずFグレード。
GXやGを選ぶと後部座席の快適さで後悔します。
後部座席に人を乗せる頻度を考えたか
ひとりまたは2人での使用がメインなら問題なし。
家族全員で長距離移動が多いなら慎重に検討を。
毎年車検の費用と手間を把握しているか
年1回の車検費用を維持費に含めて計算しておく。
ユーザー車検を活用すれば大幅にコストを抑えられる。
カスタム予算を最初から考えているか
ノーマル状態で満足できるか、カスタムで仕上げる前提かを最初に決めておく。
カスタム代込みで予算を組むのがおすすめ。
試乗して後部座席にも座ったか
必ず試乗し、運転席だけでなく後部座席にも座って確認する。
家族も一緒に試乗することを強くおすすめします。
プロボックスのデメリットについてよくある質問

プロボックスを買って後悔した人はどんな理由が多いですか?
後悔の理由として多いのは「後部座席の乗り心地が悪かった」「静粛性が低かった」「毎年車検が思ったより手間だった」の3つです。
共通しているのは「商用車であること」を事前に把握していなかったケースです。
逆に言えば、購入前にこれらのデメリットを理解したうえで買えば、後悔はほぼ防げます。
プロボックスの乗り心地は悪いですか?改善できますか?
ノーマル状態では乗用車と比べて硬めの乗り心地です。
後部座席はシートのクッション性が低く、下位グレードだとビニール地でさらに不快に感じる場合があります。
とはいえ「乗り心地改善」の対策は豊富にあります。
Fグレードのシートに変更する・シートカバーや高反発クッションを追加する・デッドニング(防音材追加)を施工するなどの方法で大幅に改善できます。
プロボックスはうるさいですか?静粛性はどうですか?
高級乗用車やミニバンと比べると、エンジン音・ロードノイズは大きめです。
ただし「会話できないほどうるさい」というレベルではなく、普通の走行には問題ありません。
気になる場合はデッドニング(防音・制振材の施工)が効果的です。費用は業者に依頼して3〜10万円程度、DIYでも対応できます。
プロボックスは自家用車として使えますか?
十分使えます。
Fグレードを選べば後部座席にヘッドレストとふかふかシートが付き、乗用車に近い快適さになります。荷室はフルフラットになり車中泊も可能。
自動車税が年1万4,300円と安く、燃費も優秀なため維持費を抑えながら実用的に使えます。
ただし「家族全員で長距離旅行が多い」「静粛性を最優先にしたい」という場合は注意が必要です。
プロボックスはファミリーカーとして使えますか?
使い方次第です。
子どもが小さいうちや、後部座席に乗る機会が少ない家庭なら十分ファミリーカーとして機能します。
一方で子どもが大きくなると後部座席の狭さが気になり始めるケースも。Fグレードを選んでシートカバーなどでカスタムすれば、家族も快適に乗れる仕上がりになります。
チャイルドシートを使う場合は後述のISOFIXの注意点も確認してください。
プロボックスにチャイルドシートは取り付けられますか?ISOFIXはありますか?
プロボックスにはISOFIX固定金具が付いていません。
チャイルドシートを使う場合はシートベルト固定式を選ぶ必要があります。シートベルト固定式でも安全性は確保できますが、購入前に対応するチャイルドシートを確認しておくことをおすすめします。
回転式チャイルドシートもシートベルト固定式であれば取り付け可能です。
プロボックスは高速道路での走行はどうですか?
高速走行は問題なくできます。
むしろプロボックスは高速道路での安定性が高く評価されています。
積載時の安定性を重視した足回りの設定が、高速域では「どっしりとした走り」として感じられます。ただし追い越しや合流での加速力はやや弱めなので、余裕をもった車間距離を取ることをおすすめします。
ハイブリッドモデルを選ぶと発進時の加速感が改善します。
プロボックスは通勤・街乗りに向いていますか?
通勤・街乗りには非常に向いています。取り回しがしやすいサイズ感、信号の多い市街地でも燃費が落ちにくいハイブリッドシステム、安い維持費という3点が街乗りに最適です。特に一人で通勤に使うだけであれば、後部座席の乗り心地という最大のデメリットも関係なくなります。コスパ重視の通勤車としては最高レベルの選択肢です。
プロボックスの毎年車検は本当に負担になりますか?
慣れれば大きな負担ではありません。
ユーザー車検(自分で車検場に持ち込む方法)を活用すれば1回あたり2万円程度で済みます。
プロボックスはシンプルな構造で整備がしやすいため、ユーザー車検との相性が良い車です。
一方で「ディーラー車検のみ」という場合は年6〜10万円の費用がかかるため、毎年の出費として計算に入れておきましょう。
プロボックスとサクシードはどちらがおすすめですか?違いは何ですか?
プロボックスとサクシードは基本的に同じ車です。
同じプラットフォームを使い、エンジンも共通。主な違いは「荷室の広さ」で、サクシードの方が荷室がわずかに広い設計になっています。
現行モデル(160系)ではサクシードは2021年に販売終了しており、新車で購入できるのはプロボックスのみです。中古でどちらを選ぶかは、荷室の広さとデザインの好みで決めると良いでしょう。
プロボックスはやめとけと言われることがありますが、本当ですか?
「やめとけ」と言われる理由は、後部座席の快適性・静粛性・加速力が乗用車より劣るためです。
これらは「商用車として設計された車」であることを前提に理解すれば、デメリットとして捉える必要はありません。維持費の安さ・荷室の広さ・耐久性・カスタムの楽しさという面では、同価格帯の乗用車を大きく上回ります。
「どんな用途で使うか」を明確にしたうえで判断することをおすすめします。
プロボックスはどんな人におすすめですか?
次のような人に特におすすめです。
- ソロまたは2人での使用がメイン
- アウトドア・車中泊・キャンプを楽しみたい
- 維持費を抑えてカスタムにお金をかけたい
- 荷物をたくさん積みたい
- 長く乗り続けたい(10年以上)
逆に、家族全員での長距離ドライブが多い・静粛性を最優先にしたい・カスタムせずに乗用車感覚で使いたいという人には向いていません。
まとめ|後悔する人は「商用車と知らずに買った人」
この記事でお伝えしたことをまとめます。
- 後部座座席の乗り心地 → Fグレード一択で解決
- 静粛性の低さ → デッドニングで大幅改善
- 毎年車検 → ユーザー車検で費用を最小化
- 加速性能の弱さ → ハイブリッドモデルで改善・最初から期待しない
- 見た目が商用車 → カスタムで別物に変身
プロボックスは「商用車である」という前提を理解して買えば、後悔よりも満足が圧倒的に上回る車です。
無骨なデザイン・広い荷室・安い維持費・カスタムの楽しさ。この4つが揃った車は、ほかにそうありません。
ボク自身、プロボックスを選んで後悔したことは一度もありません。
この記事で紹介した一般的なデメリットのほかに、ボクが実際に乗ってて感じたデメリットをどこよりも詳しくまとめたコチラの記事も参考にしてくださいね▼
